ルート概要
管理人が大学生の時に行った台湾一周サイクリング(環島)の記録その1です。初めての海外サイクリングです。2017年の3月に行きました。この回は空港から台北の宿までの記録です。
ルート詳細
海外に行こう!
2017年2月。大学の後期の授業は終わり4月までの春休みに入った。せっかくなので3月の上旬あたりに2週間ほどの長旅に出ようと思っていた。この頃は世界一周サイクリングのことを考えていたりと、どの国を通って行くかなど悩んでいた。そのこともあり海外での旅に興味があった。
海外サイクリングや旅行トラブルの予習もしたかったので2週間程の海外自転車旅にした!東南アジア?中国?思い切ってオーストラリア?色々考えた。調べていると、ある国がヒットした「台湾」。島だし、一周1100km程なので2週間で収まる!
さらに台湾では台湾一周サイクリングが現地の人でも有名だそうだ。台湾一周のことを現地では「環島」とかいて、「ファンダオ」と言う。面白そうだ!
台湾は自転車旅に良き
台湾、東京から南西へ約2000km。直行便で4時間ほどで到着する。結構近い。LCC(格安航空)を使えば往復2万の飛行機代ですむ。治安もよく(油断は禁物)、物価も高すぎでもない。親日的でやさしい国民性。
なによりも島中にサイクリングロードが整備されていて、ジャイアントという有名な自転車店が各地にある。海外サイクリング初心者にはもってこいの国だね。
行き先を決めてからは忙しかった。即帰省してパスポートの取得に必要な書類を集めたり必要な装備を買ったり空輸用の段ボールをもらったり、航空券の予約やクレジットカードの海外キャッシング化の手続きetc.
どうにか出発1週間前には全てを何とかすることが出来た。
一番悩んだのが、自転車の空輸。費用的、苦労な面を考えれば台湾で自転車をレンタルするのが一番ベストである。しかし来年の予習でもあるのでここは、マイ自転車と装備を持っていくことにした。
もちろん輸送の他にも心配事はいっぱいあった。言葉、お金、宿、いざとなった時の対処…思い浮かべるとキリがなかった。でも、「なんとかなるだろ!」。ちょっと無責任だけど、確かに何とかなることも多い。旅をする上では楽観的な考えを持っていた方が、達成しやすいと思う。もちろん予めネットで少し調べたりはしておいた。これから海外へ旅に行く。日本と違い、言葉やルールも異なり、日本の旅とは大きく違う前夜はドキドキしていた…
成田空港へ向かう
出発前日。まさかバイトの夜シフトが入るとは…早上がりではあるが正直大変だ。翌日9時発、さらに成田。横浜から成田まではかなり時間もかかり自転車を運ぶのに通勤ラッシュはまずい遅延も怖いので前日の内に成田空港に行くことにした。この日は日曜日。かなり混んで、20時の上りでも客がいた。
21時半には横浜をでないと今夜中に成田空港に間に合わないのだ!普段は自転車でバイトにいっているがすでに空輸用に梱包済みなので電車で急いで帰る。(→自転車の空輸)バイト先に自転車箱を持ってきたほうが良かったのでは?後で思った(笑)自宅に戻り箱と荷物を取り駅へ向かう。一部の荷物(キャンプ用品、工具とか)はすでにクロネコヤマト空港便で送っている。おかげで荷物は自転車だけ。
成田行きを成田空港行きと間違えて、結局スカイライナーに乗っりとトラブルがあったがなんとか空港に到着。今日は空港泊。適当なベンチを見つけて寝ることにする。結構寝てる人多い。この人たちも早朝、深夜便なのだろう。
空港で起床
空港内が乾燥していたせいか、喉がイガイガしたりと出発前からついていない。喉がきついので、コンビニでマスクを購入。少し楽になった。クロネコヤマトの営業所が開いたので荷物を受け取る。自転車と荷物の重さ的にちょっと重量超過しそうだ。空港はカートがあるから大荷物でも楽。
出発2時間前になりチェックインが可能になった。今回はバニラエアを利用する。自動チェックイン機でチェックインする。コードを発行してもらい受付に行き荷物を預ける。航空受付、空港を単独で利用するのは初めてなので緊張している。パスポートを出し自転車輸送に関する誓約書にサインする。
自転車は特別荷物となり一部のLCCでは事前に申請したりする必要がある。さらに空輸での損傷等の責任は航空会社は負わないことが書かれた書類にサインをしないと運んでもらえない。バニラエアではチケット予約の時点で事前申請して定形外荷物料金をはらう。なので空輸で自転車を運ぶと少し割高になるので注意されたい。会社によっては受諾荷物の一つとして扱ってくれたりすることもあるので、航空会社の荷物に関する規約を読むことをお勧めする。
さらに自転車のタイヤの空気は抜いておかなければならない。しないと気圧の変化でチューブが膨張して、破裂してしまう。受付の際にも聞かれるので梱包の前に抜いておこう。(下手すると預けてもらえない)
受付はスムーズに運んだ。そして心配していた重量は…
23kg!!
受付はスムーズに運んだ。そして心配して3kgオーバー。数千円飛びました(´;ω;`)。。。。(20kgまで無料)
荷物を預けて保安検査に進む。特に止められることもなく出国審査へ向かう。出国審査もパスポートにスタンプをおして帰国予定日と行き先を質問されただけであった。まあ、ここで呼び止められる人はそんないないだろう….周りを見ると意外にも中国人の人も多かった。
出発して桃園空港へ
あっという間に飛行機は出発して4時間ほど経過し、台湾の桃園国際空港に到着した。基本寝ていたおかげでダルさは小さくなった。しかし喉の痛みは消えない。困るなぁ。。外を見ると台湾が見えた。おお!ついに台湾だ!!
入国審査では日本語で簡単な質問をされ、パスポートに初めての海外のスタンプが押された。正式に入国を許可された!次に預けた荷物を取りに行く。カートを確保してターンテーブルに向かう。荷物を確保して台北の宿に移動する方法と、インターネットを使うためにSIMを購入しに空港内をうろうろする。
SIMフリースマホであれば、SIMさえ購入すれば外国でもデータ通信などができる。14日間プリペイドタイプで3000NTD。約1万。NTDは台湾ドルのことで、1NTD=3.5円ぐらい。これでネットが使える!
台北に行くには??
桃園は台北から40kmほど離れている。台湾の代表的な国際空港で、日本でいう成田みたいなもので首都から離れている。台北にはバス、タクシー、MRTという鉄道(京成線みたいなやつ)があるのでどれかで移動する。
MRTで輪行しようとしたが荷物の量を見て断られる事態が発生。バスもどれに乗ればわからず、結局時間がすぎてしまいタクシーに乗車。運転は激しかった。追い抜ける車はクラクションを鳴らして追い抜く。時には窓から相手車両に怒号をかけていた(笑)
台北到着したものの...
結局1200元(4000円くらい)取られてしまい、ちょっとぼったくられた気分。多分バスの方がお得。宿がある住所に移動したがなんと、宿がないというトラブルに遭遇。インターフォンを押しても空き家であり、初日から野宿か?。とりあえず自転車を組み立て移動できるようにした。空輸でも特に問題なく、動いた。
周りを見渡すと台湾に来たんだなぁとおもった。この昔の東京下町を思い浮かべるような雑踏ごみごみした感じ。宿がない問題はホームページを見ると、なんと出発数日前に引っ越したとのこと。メールが迷惑メールに入り、Google Mapが更新されていなかったのでわからなかった。自転車で移動してなんとかオーナーにであることができた。
台湾での情報を得るために初日は日本人宿にした。泊まった宿は台北ゲストハウスmimiというとこ。自転車の空輸箱を台湾で確保するのが大変なので、一周して戻ってくるまで14日間預かっていただいた。
トラブルはあったものの
1日は色々あったがなんとか宿について、食事やネットを確保できた。明日から一周を始めるが今回はどんな出会いが待っているのだろうか。
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登録後にStravaを連携することでアクティビティからすぐに
ルートをインポートすることも可能です。