ルート概要
管理人が大学生の時に行った台湾一周サイクリング(環島)の記録その2です。この回は台北から新竹というとこまでです。
ルート詳細
初めての海外で一夜を明かして朝になったが、朝早く起きる予定が9時まで寝てしまう。
急いで準備したものの、出発は10時になってしまった。オーナーに挨拶して、出発!ついに台湾一周編がスタートした!
湾の街を走り、国道1号へ出ていく。(日本と同じおにぎり標識)あらかじめ調べた「環島道路」は基本的に、この1号線に沿っているらしいが見当たらない。とりあえず台中へ向かい南西へ走る。気温はすこし寒い。
目立ったのはバイクの集団。車より多い。まだバイクが交通手段のメイン=発展途上国の感じと活気を匂わせる。信号が青になるとエンジンをふかし、大きな音をたて、車の隙間を縫って走りゆく。そんな中車はバイクがすり抜けようともスピードを緩めようともしない。一見すると事故でも起きかねない様に思えた。
台湾の信号。上に秒数が表示され、下には歩く人のアニメーションで動いている(笑)秒数が少なくなると動きが速くなるバージョンもある。台湾は右側通行であるので気を付ける。そして台北市から川をわたって河原のサイクリングロード沿いに南下していく。
曇り空。そして台北のビル群を眺めながら進んでいく。途中で雨が降ったが、すぐに止んだ。しかし、13時でまだ40km地点。なれない旅先の道で思うように進めない。途中の街にジャイアント中国語で捷安特、という有名なサイクルショップがあったので日本から持ってこれなかったグリスを購入した。(グリスは可燃性で空輸できないため)
台中に着けず夜になる
16時さすがにもう台中には行けない。新竹市に向かうことにしたが途中に山があり時間を喰ってしまう。この日は80kmほどしか進めずさらに17時になって新竹市の中心部に行くことが出来きなかった。
台湾は治安がいいと言えども海外で夜に走りたくはない。仕方なく適当な場所で野宿しようとしていた。近くに裏庭のある商店があったので、店主に頼んで寝かせてもらおうと思った。問題はコミュニケーション。英語は基本伝わらない。
中国語もニーハオとシェシェしかわからない。しかしこんな時に役立つインターネット!!Google翻訳大先生に頼る!軽く挨拶してあらかじめ入力して翻訳しておいた画面の中国語を見せる。そしたらちょっと待っててというジェスチャーをして他の客と話していた。
数分後、 泊まれる場所を示してきた。 しかしそれはさっき探した めっちゃ高いホテルだ。。 持ち合わせの金が 少ないことをつたえ ここの裏庭でもいいから 寝させてくれと、 翻訳して伝えた。 あぁ中国語が出来ればなぁ….!!
そしたら突然地図を書き始め ここに向かいなさい。 的な感じで指をさす。 その場所には”my house 500元”と 書かれていた。まさかと思い、 「500元泊めてくれるのですか?」 と入力して見せる。 すると頷いてくれた! おっちゃんは電話をした。 多分奥さんに今の状況を 伝えていたのだろう。 (リーベレン:日本人 と聞こえた) さきに500元を渡して 地図であらかじめ調べて 向かった。
名も知らない夫婦が泊めてくれた
数分うろうろしたが着いた。しかし似た家が多く迷っていたが、表におっちゃんの奥さんと思われる女性がでてきて手招きしてくれた。自転車を中に入れてくれた。そして室内を案内してくれた。シャワー、といいお風呂を指し、私が寝る空き部屋へ案内してくれた。トイレの場所も教えてくれた。あとお菓子もくれた。
部屋でいろいろ整理をしたり水場をかりて簡単に洗濯をした。シャワーも借りた。本当にありがたい。言葉にはまだ壁があるが意思が伝えられたのは嬉しかった。すると部屋にさっきの商店のおっちゃんが来てくれた。私は明日6時にはここを出ること泊めてくれて本当にありがとうと伝えた(グーグル先生が)たぶんおやすみという意味である中国語をいって笑顔で去って行った。
私も笑顔で軽く手を挙げた。言葉には表せられなかったが、心が通じた感じはした。1日に目にして台湾の人のやさしさに触れられた。
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